「日本三大珍味」

日本三大珍味」と呼ばれるからすみ。

からすみとは、ボラの卵巣を塩漬けにし、圧搾・乾燥した食品です。
高価でサワラやタラなどの卵巣で代用品が作られるため、ボラの卵巣を使用したものは「本からすみ」と呼ばれます。

ではなぜ「からすみ」という名称なのでしょう?

からすみは、形が中国から渡来した墨「唐墨(からすみ)」に似ていたことから命名されました。昔は冷蔵技術がなく、常温保存されていたため、時間が経つと色が黒くなり、形だけではなく色も唐墨に似ていたといわれています。
一説には、備前名護屋城にいた豊臣秀吉に土地の代官がこの食品を献上した際、その名を尋ねられ、とっさに「唐墨です」と答えたため、「からすみ」という名になったとも言われています。

日本三大珍味とは?

唐墨(からすみ)、海鼠腸(このわた)、海胆(うに)と言われています。